ジュエリー作家阿部竜

最近知り合いになった阿部竜さんの工房にお邪魔しました。
阿部さんは同じ余目町内で昨年に工房を開設した、ジュエリー作家さんです。

初めて作品を見たとき
『ええ~、この細密さはなんだ!』
とのけぞってしまいました。

r23atelier88の入口
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中は工房兼ショップ。

数々の作品とともに様々な道具、機械、工具、パソコンなどが整然と並んでいます。
自分の商売道具に近い、やすりやハンドピースに目が行きます。


3Dキャドを使った設計のさわりを教わっているところ。
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あれよあれよという間にリングが形になっていきます。これを3面図にしたり、色と素材感を貼り付けて実物のような画像も作れてしまうのです。このソフトの製作者からじかに教わったとか。ん~ため息。私なんかいまだに紙にシャープペンです。


お話を伺うと、阿部さんが自分のやりたいことを実現するために、最大限の努力を重ねてきた事がわかります。
日本の大学にいたときは、自分のやりたいことを見つけるために、あらゆる学科の人と仲良くなり、内緒でロストワックスの製作を続けるうちに教授から黙認されたとか。
イタリアに渡ってからは学びたい技法のために、どうしてもその人を講師に招いてくれと粘り強く主張し実現させたそうです。

きちんとテーマを設定してそれに沿った作品つくりをしているところ、将来向けてのビジョンがしっかりしているところ、お客さんへの提示の工夫など見習うべきが多々ありました。

楽しいひと時でした。素晴らしい作品を生み出す作家さんが近くにいるということは、ほんとに励まされます。たとえそれが別の分野でも。



肝心の作品はHPでじっくりどうぞ。
このリングなど素晴らしすぎて困ってしまう。虫めがね持参で行けばよかった。


興味のある方は連絡を。見学は予約制となっています。
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気になった作家さん8

『新潟~名古屋~福島~山形  その9』

長々とお送りしてきましたヒト様の宣伝、これで一応最後です。

オーラスを飾るのは我らが斎田さん


TS2チェア
new_68.jpg
なんでもない椅子のようですが、妙にしっくりきます。
『座り心地がいい』にもいろいろありますが、背筋を伸ばし正しく座る椅子、とのふれ込みそのものです。


CKチェア
new_67.jpg
前にも座らせてもらいましたが、2回目でも驚くこの軽さ。そして不安定さもなし。

斎田さんは友達ですが”よいしょ”ではないです。

気になった作家7

『新潟~名古屋~福島~山形  その8』

熱い日が続きます。当然晩酌にはビールです。昨晩は飲んだ後にまた仕事。当然、運転出来ないので自転車で工房まで星空を見ながらキーコキーコこいで行きます。これも私にとっては夏の風物詩です。


さて、ヒト様の宣伝も終盤です。
HARARE西良顕行さん。

名古屋木工家ウィークの写真ではありませんが、
中津中央公園第二という展示会用に製作したもの。その展示会がこれ↓
20111031_2386554.jpg

アートの領域の作品ですが、きっちり作られているのです。ブランコの椅子の丁寧なこと!シーソーは座板がつながっています。インパクトではこの展示会ピカイチでした。他の作家さんの話題にものぼっていました。


写真集をめくると見覚えのある椅子が。
新潟のグリーンスタイル新潟での展示会で座ったことがある椅子。

Low Chair cherry
これ、結構いいんです。好きです。

気になった作家さん6

『新潟~名古屋~福島~山形  その7』

岐阜県加子母のデコラ社さんです。

ほんわかした感じの方でした。
まるで『金ちゃんの良い子悪い子普通の子』の普通の子みたいな雰囲気。(わかりますか?)

この椅子が展示されていてすっかり心惹かれてしまいました。
P10600384.jpg
写真が小さいのでわからないでしょうけど、後脚が座板の高さから笠木に向けてぐわっと広がっているのです。
マンガチックでもあります。

ホゾのことなども細かく教えてもらいました。

HPから
P1020995.jpg
これは手間がかかってます。
脚の加工はどうしているのでしょうか?
今度見学させてください。

気になった作家さん5

『新潟~名古屋~福島~山形  その6』

山形県庄内地方は本日も快晴でした。スカッと晴れ渡り湿度は少なく、すごしやすい日でした。
そうはいってもそれなりに暑いので、夕食にビールということになります。
このところずっと晴天続きなので、ずっと、飲んでます。
肝臓のためにここらでアルコール無しの日も欲しいところですが、晴れればビール。
雨が降るまでビール。晴耕雨読ならぬ 晴ビール雨休肝日なのです。


本日も張り切ってヨソ様の宣伝です。

私は他人の展示会では 『控えめに見て回り、興味があると話しかける』というスタイルです。
展示会はそもそも、販売が目的なので、同業者はこそこそしていないといけません。
たいてい向こうもこちらが同業だとわかりますから、そっとしておいてくれるものです。

ところが、向こうから積極的に話しかけてくれたのが、本日紹介する
工房山窩さんです。
長野県は東筑摩郡筑北村西条1266-12というところでなさっています。

このブドウ蔓のスツールが目を惹きました。
budoukurumi.jpg
実物はもっといい感じ。

ch0505_s.jpg
ch0805s.jpg
ch0909.jpg
オーソドックスなウィンザーチェアが中心でした。

ボンドに頼らない組み方をいろいろと模索しているようです。
見習いたいです。

ずいぶん長いとこお話させていただきました。今回名古屋木工家ウィークが楽しい思い出になったのも、山窩さんによるところが大きかったです。ありがとうございました。

ほぞの写真を撮らせていただいたので、ご本人の許可をいただいてアップするつもりでしたが、どこを探してもその写真が見当たりません。
またの機会に必ず紹介します。自分で作って紹介します。


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