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「怖い絵」

最近読んでいた本。中野京子さんの「怖い絵」
これがとんでもなく面白い本なのです。

何ということもない一枚の絵。そのどこかに怖さが潜んでいる。
中野京子はその指先を影を色を構図を、そこに描かれていないものを我々に提示する。作家の心のありよう、モデルの表情、服装、約束事、その時代、人々、政治形態、暮らし、に深く触れていく。底知れぬ知識量と見識、文章も素晴らしい。

絵から始まる謎解きという仕掛けだが、そこにとどまらない。浮かび上がってくるのは、これまで様々な時代があり、様々な暮らしがあったということ。圧政に苦しみ、密告に息をひそめる、宗教の抑圧、迷信に振り回される…牧歌的な暮らしのイメージは吹き飛んでしまう。絵を入口にして、かつてその時代を生きた人々が身近に迫ってくる。眠さを我慢しても読みふけってしまう面白さです。150914_194953.jpg
「怖い絵」の1、3は読み終えました。2は当然としてこの方の著作を当たってみたい。

「名画に見る男のファッション」もやや軽い内容ながら十分に読ませる。

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